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Monthly 2016 06 01 my book set out for Thailandアジアを中心に進む海外翻訳も、そろそろ15冊近くになります。毎回、中国語やハングルに翻訳されて届くに本に感激をしながら「いつか海外の書店で並ぶ自分の本を見てみたいなぁ」と思っていました。その小さな夢が今年4月、タイのバンコクで叶うこととなりました。
事前の下調べも少なく現地に向かったため「ホントに店頭にあるのかな」とドキドキ半信半疑でしたが、タイの人が利用する大型書店さんを覗くと、意外や意外、あちこちで置いて下さっていました。本の場所がわからず、持参したタイ語版を手に「この本はある?(へなちょこ英語)」と書店員さんに尋ねると、「本はここよ、あなた本人?わぁ!」と驚かれる一幕があったり。もぅ、感激MAXでした。日本でも、書店で自分の本を見ると「知らない人とわたしを『この本』が結んでくれるんだな」と感慨深い思いがします。今回はそれの海外バージョン。言葉が話せなくても『翻訳本』がタイの皆さんと結んでくれる…。それを現地で目の当たり
Monthly 2016 06 02にし、あらためて翻訳本の面白さを噛みしめたバンコクの夜でした。
ここ30〜40年、アジアの住環境は近代化しながら大きく様変わりしています。その変化は日本と同じで、古い様式との折り合い、急激に増えるモノとの付き合いなど、新しい課題をもたらしています。アジアの皆さんが日常で感じる住宅の悩みは私たちに近いものがあるでしょう。これからもアジアの友として翻訳本がいろいろな国で皆さんのお役に立ち、住知識を広げる一冊となることを願っています。
Monthly 2016 06 03書店員さんと記念撮影。大型書店もどんどん増えているようです。蜂蜜づくりの本の横に?おぉ、レジ前メンテン!いろいろな書店でお取り扱いが。タイ語版の「もっとカエテミル」。当初はブルーグレー
だったカバー案をイエローに変更してもらいました。バンコクの大型書店は思っていた以上に洒落ていて、きれい。アジアはどんどん進んでます。タイ語ゆえ、何コーナーなのか不明なことも。なぜかお坊さんの本の横に…(笑)。
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2015-01-01 1大人気の『リンネル』の特別編集ムック「心地いい暮らしを作るインテリア」(1月20日発売)に登場しています。わたしは後半のカラー8ページ、イラストと原稿を担当。リビングからエントランスまで、住まい全体の「収納」を見直し、その後でちょこっと「飾る」を楽しもうという提案です。忙しい子育て世代にとって、家に手をかける時間は限られていると思います。なので、インテリア目線で「ここがきれいだと見映えする!」というポイントを押さながら手早くおうちがすてきになるメソッドをお伝えしました。本誌にはすてきなおうちがたくさん掲載されていて、資料としても参考になりそうです。わたくしごとですが今春は新著の発売がありません(現在数冊が進行中で、制作が始まったばかり)。お会いできない間は、こうした雑誌や2014年に出版した4冊でお楽しみ頂けたらなと思います。さ、きっかけをつかんで、部屋づくりGo!Go!1大人気の『リンネル』の特別編集ムック「心地いい暮らしを作るインテリア」(1月20日発売)に登場しています。わたしは後半のカラー8ページ、イラストと原稿を担当。リビングからエントランスまで、住まい全体の「収納」を見直し、その後でちょこっと「飾る」を楽しもうという提案です。忙しい子育て世代にとって、家に手をかける時間は限られていると思います。なので、インテリア目線で「ここがきれいだと見映えする!」というポイントを押さながら手早くおうちがすてきになるメソッドをお伝えしました。本誌にはすてきなおうちがたくさん掲載されていて、資料としても参考になりそうです。わたくしごとですが今春は新著の発売がありません(現在数冊が進行中で、制作が始まったばかり)。お会いできない間は、こうした雑誌や2014年に出版した4冊でお楽しみ頂けたらなと思います。さ、きっかけをつかんで、部屋づくりGo!Go!
20015-01-02 1月25日発売の『レタスクラブ』で『カエテミル』の特集をカラー6ページで組んで下さいました。全『カエテミル』シリーズの中でもとくに手軽にできるメソッドを集め、リビング&ダイニングをすっきりさせよう!という企画になっています。今回は読者「レタス隊」お二人のおうちも実際に「カエテミル」で模様がえ。BEFORE→AFTER写真も載っているのでインテリア初心者の方にも「挑戦できそう」と参考になるのでは。ぜひお手にとってご覧ください。
20015-01-03 3著書の海外翻訳が進んでいます。まずは「収納をカエテミル」。こちらは昨年末発売になりました。お陰さまで『カエテミル』シリーズは韓国でも人気で、先に出版された『もっとカエテミル』は重版になりました。『収め、納める』も昨年、韓国語版が発売され、今月8日に台湾語版が出ました。タイトルは「所謂収納」サブタイトルに「事件」の文字があり、やや意味深であります…。この2冊以外も、現在、いくつかの翻訳化が進んでいます。台湾語版「収め、納める。」まだ手元にありませんが見たところ…「ぶっ、分厚い!」韓国語版「収納をカエテミル」収納は「完璧より快適」と翻訳され、共感を得ています。読者は非常に熱心!。

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インテリア+片付け+収納のお仕事紹介から、プライベートまで月ごとにご紹介しています。 川上ユキ



今年に入ってから発売された『HomeStyle vol.5』、フェリシモ クラソ別冊『すごい収納カタログ』のご紹介を。 What is your 'Homestyle'?   創刊から寄稿させて頂いている、『Homestyle』(主婦と生活社)。現在、Vol.5が発売中です。『Homestyle』は、年2回発行のインテリア誌。「収納センスを磨いて、もっと暮らしよく」というコンセプトのもと、実際のお家の写真を中心に、実践できるアイデアやコラムで構成されています。「収納」に焦点を当てながらも、がつがつしていない点、完璧を目指すのではなくて、まずはできるところから。そんなゆとりのあるスタンスが人気のようです。A4判なので写真も大きく、雰囲気もいいので、眺めているだけでも、気持ちのいい雑誌です。私は後半で、毎回5ページを担当。お題をいただいて、それに対して、イラストと文章を書いています。前半、写真を見ながらやる気になった読者の皆さんのサポートになるように。単に収納アイデアが並ぶだけでなくて、「何が問題で、どうするといいのか」、根本の部分も理解してもらえるといいなと思いながら、書いています。『Homestyle』「見たことなかったな」「知らなかったな」という方は、ぜひ一度、書店で手に取ってみて下さい。 今回は「冷蔵庫を使いやすくするアイデア12」。 「冷蔵庫にしまうものの定位置をきめる」「保存 容器は小が大を兼ねる」など、12のアイデアを ご紹介。過去に書いたテーマは、こんな感じ。Visit to home  フェリシモさんのクラソ特別編集号『すごい収納カタログ』で、「クラソすっきり収納隊」として、読者の方のお宅訪問、収納before→Afterをしてきました。当日は限られた時間のなか、玄関、クローゼット、押し入れを片づけたうえに撮影もこなすというハードスケジュール。クラソチームの皆さんの見事なサポートと、読者・Hさんのご協力によって、無事beforeから見違える、Afterがつくれました。その内容は、本誌の冒頭の折り込みページに掲載。

昨年末の、雑誌掲載などをまとめて、お届け。今年も『ESSE 収納&インテリア グランプリ』の審査員をさせていただきました。今年も審査員をさせて頂いた、『ESSE 収納&インテリアグランプリ』。『ESSE 1月号』で結果発表がありました。審査ではファイルや写真を通して、たくさんのお家を見せていただきました。楽しかった&有り難うございました!  この賞に応募される方は皆さん、狭さを知恵でカバーしたり、賃貸をうまく住みこなしたり……制約があっても、自分の住まいを自分でつくろうという意欲で、アイデア豊富に乗り切っています。D.I.Yで作る板壁や、コンセントを隠す布使い、印象的なアイデアもたくさんありました。豪奢な新築やグッドデザインの住宅を表する機会や賞はたくさんありますが、生活する人がコツコツと手を動かしてきた結果にフォーカスする賞はあまりありません。いい賞だなと思います。大賞に選ばれたのは、約50平米をうまく住みこなしいた吉永さん。私自身が選ぶ川上ユキ賞には神奈川の森川さん。引き算のインテリアが多いなか、積極的に家具を置き、色を使い、腰の引けてない感じにぐっときました。上:大賞の吉永さん宅。壁面もうまく利用。 右:川上ユキ賞に選ばせていただいた 森川さん宅。水色のドアが決め手に。hinami「hinami」は、オルビス化粧品が毎月発行する企業誌。フリーペーパーながら、商品紹介から美容や食の特集、川上弘美さんの連載と、読み応えのある内容です。こちらの「hinami 11月号」でインテリア特集カラー6ページを書かせていただきました。「スキンケアの時間が、もっと鼻唄気分になるような、きれいな部屋にしよう」をコンセプトに、片づけから部屋のデコレーションまで、21のメソッドをご紹介しました。 cultural heritage 「春日若宮おん祭」の宵宮祭を見に、12月の奈良へ。雅な京都に対して、古(いにしえ)な奈良。この時期は人もあまり多くなく、気の向くまま、のんびりゆっくり散策できます。特にオススメは、平日見学できる正倉院正倉。力強い造形で、圧巻です。 正倉院正倉。実物スゴイ。阿修羅像で有名な興福寺。どこにでもシカ。かわいい。いい壁。装飾の勉強になります
 


7〜9月の近況をまとめて、お届け。『spring』、『MORE』と女性誌のインテリア特集が続きました。 September 「spring」 『spring9月号』のインテリア特集、「かわいくて使いやすい収納テクを研究!」ページで、イラストと全体の監修をさせていただきました。6ページなのですが、内容もりだくさん、ポイントもはっきりしていて、お得な誌面でした(担当の方が頑張って下さいました)。撮影にも立ち会ったのですが、そこでいいものを発見。「あの……これは…」扉の取っ手があまりに頼りなく取りついてたので、住人の女の子に尋ねました。「ははは、お父さんの手作りなんです」。聞けば引き戸の扉そのものが手作りだそうで(さらに、引き戸の桟や造りつけのテレビ台までも!)、にゃんこちゃんもお父さんの作。DIYはお父さんの趣味なんだそうですが、上京する娘のマンションに行って、引き戸を取りつけるなんて。さらに猫。泣ける話じゃありませんか。いいものを見せてもらいました。 SUKIMAster for 「MORE」 「今回は、すき間をテーマとしようと思ってまして……」と、編集部からのご依頼。収納はよくいただくテーマですが、「すき間」だけ、というのは珍しい。さらに「『スキマスター』というキャラをたてて、できない女の子に指導するかたちにしたいんです……」とのリクエスト。スキマスター、面白しろそうだなーと思いながら、4ページの特集に取り組みました。個人的には「すき間を使うがあまり、部屋が野暮ったくなるのは絶対NGだ!」と思ったので、今まで見過ごしていたところが使えて、さらに実践してもさりげなく見える。そんな解決法を紹介しました。できあがってみると、なかなか面白いページになりましたよ。本誌は10月下旬まで発売中、機会があればチェックを! Hottest Summer Memories 今年の夏は……ホントに暑かった、です。それでも過ぎてみるといろいろあったなあ、と思い出が浮かびます。神戸の王子動物園でパンダを見たり(実物は半端なくカワイイ)、恒例の花火大会に行ったり。姪っ子や甥っ子と一緒に沼島にも行きました。子供たちは暑さもなんのその、ご飯だ、海だ、トランプだ、合間に兄弟げんかまでしながら、元気いっぱいでした。その他、大阪にあるコムデギャルソンの「six」で開催していた「デヴィッド・リンチDARKENED ROOM展」は鮮烈だったし、東京では、21_21design sight「これも自分と認めざるをえない展」、ワタリウムの「藤本壮介展」にも行きました。思い出すと、どれも楽しく、どの時も暑かった……そんなHOTTESTな夏でした。


6月の近況をお届け。『カエテミル』の韓国語版と、『Homestyle vol.4』(主婦と生活社)が発売になりました。   2nd publication in Korea  『カエテミル』の韓国語版が、発売になりました。有り難いことに、著書の海外翻訳はこれで4冊め、韓国語版も2冊めになります。 毎回、それぞれお国柄や印刷事情で、装幀や雰囲気がずいぶん変わるのですが、今回は正方形の判型で、とても可愛らしい『カエテミル』韓国バージョンになっています。韓国の読者の方からは「イラストで描かれているので、自分の住まいを想像しながら読めるのがいい」といったご意見があり、日本の皆さんと変わらず、本の「芯」をつかんで下さっているようで、本当に「嬉しい」の一言です。いつか韓国の書店に行ってみたいなぁ。当然、吹き出しもハングルです 『カエテミル』韓国語版。判型は正方形になり、色もグリーンから黄色へ。 表紙イラストは新しく描かせていただきました。おなじみのページも、すっかり韓国仕様です。クリックすると拡大しますので、見てみてください。Home&Deco 産経新聞の『Home&Deco』の連載も、お陰様で順調に続いています(毎月第2水曜日/夕刊掲載・西日本のみ)。 連載が始まって約1年半。毎月一品、商品を紹介するのですが、毎回、自分で買って使って、いいと思ったモノを取り上げるようにしています。いい加減なオススメはしたくないし、自分のお財布を開くとなれば、意気込みから違います。 今月ご紹介したのは『マーチソン・ヒューム』のフードセーフスプレー。とにかく香りがいい。あの香りがあるから、面倒くさいキッチンまわりの掃除が楽しくなりました。洗剤に1785円は高い、と思われるかもしれませんが、いいお茶を買って楽しむのと同じです。日常の充実度がうんと変わります。記事では「ご褒美のような洗剤」とご紹介しました。マーチソン・ヒューム カウンターインテリジェンス・フードセーフスプレー 500ml ¥1785   Homestyle vol.4 Vol.1からお世話になっている「Home&Style」のVol.4が、6月23日に発売されました。今回のテーマは「いつでも人を呼べる部屋の整理術」。私は後半の「紙もの賢い12の仕分け方」というテーマで、5ページ描かせて頂いてます。 紙ものの収納に関しては、文具メーカーに勤めていた時から、ファスナーつきケースだ、蛇腹ファイルだ、A4ボックスだ、個人的にいろいろ試しては一喜一憂してきました。きっちり分類しすぎて途中でやめたり、ファイル用品自体が使いにくかったり。試行錯誤の中では「うまくいかない」と肩を落とすこともあり、今回はそんな私の経験も思い出しながらリビング、ダイニングで困る「紙もの」について、解決策を描きました。 Homestyle vol.4主婦と生活社  ¥1200  (P83-87掲載)

   2月、3月の近況をお届け。2月の「Spring」での掲載や、通販誌「Kraso」のお話をどうぞ。 Spring has come! 『Spring』4月号(2月23日発売)のひとり暮らし特集 「ワンルームのナチュかわ インテリア」に描かせて頂き ました。「狭い部屋を賢く使うコツ」では、文章とイラス トでポイントを指南(右)。さらに家具や家電を購入する時 のポイントや、レイアウトの賢い使い方、読者のお部屋に アドバイスやコメントなども60文字くらいずつ綴っています(左)。 私も経験ありますが、狭い部屋で変なものを買ってしまうと、それとがっぷりよつの、至近距離で付き合わないといけません。狭いから目につかない場所に逃がす、ということができないんですね。あの時の後悔のような苦いような気持ちを思い出すと、読者の皆さんにはできるだけそうならないで欲しいなぁ。むんむんした気持ちが込み上げ、60文字のコメント枠にも力が入ったのでありました。Kraso 10SS  フェリシモの『Kraso』10春夏号(3月5日発売)で 収納に関する文章とイラストを描かせて頂いてます。 Kraso読者のお悩みの多くは「キレイが続かない」と いう声なのだそう。今号では「どうしてキレイが続か ないのか?」3つの原因と、「どうすればいいか?」 3つの解決策をご提案しています。 The best partner of travel 来月はGW、旅行シーズンを控え、ちょっと余談を。個人的に、荷物が少なく、体も大きくない私は、スーツケースの類がどうも苦手で、これまでの海外旅行は非スーツケースで通してきました。それが、です。これなら持ちたい!と思う一品を見つたのです。スノボブランド「バートン」のキャリーケース。何がいいって、全体に漂うキリッとしたデザイン。今までどの商品にも不満のあったハンドルのデザインが、これは完璧!(しかも色も私のはゴールド!)、しっかりした造りで細部のボタンや、ロゴの入り方まで抜かりありません。さらにキャリーの命、キャスターが超、静音、「スーッ」と、3歩下がって後をついて来る優秀さ。ガラガラゴロゴロッ……なーんて言いません(あれが嫌いだったんだよなぁ)。タフな仕様に耐えるよう作られたキャリーには、タフな機能美が詰まってる! 旅が10倍、楽しくなる「相棒」を見つけた気分です。 静音のキャスターはさすがのBurton流 スケボーのホイールを採用。エークセレントッ! 美しいハンドル。ロゴもお見事。Burton [WHEELIE FLIGHT DECK FW/col: RN FLANNEL PLD] \26,250   

先月1月の近況をお届け。「OZplus」、産経新聞のお話もどうぞ。Enjoy own doors!  1月28日発売の『OZplus』3月号。特集・毎日がもっとハッピーになる「ひとり暮らしの楽しみ方」で、監修とイラストを担当しています。 「ひとり暮らしの住まいをどうやって充実すればいいんだろう?」に対して、部屋の形を知ることから、ベッドやテレビの位置、コーディネートの仕上げまで、10のステップで進んでいこう、という解りやすい企画です。 単身者の住まいに関しては、長くメーカーさんとのお仕事をさせて頂いたので、部屋の形状、動線、家具の配置、色について、私自身のスキルもかなりアップしました。今回のような企画ではそんな裏知識もさりげなく発揮しながらイラストで楽しいページにしています。 How to use'Empty Box' 東京の大好きなインテリアシップの一つ、青山の「HP.DECO」。そこで昨秋、即買いした「プエブコ」の『エンプティボックス』。古書を模した小さなボックスはサイズがいろいろで、中にはものもしまえます。思わず、なぜこの柄で小箱にしようと思ったのぉ?と言いたくなる発想の可愛さ、面白さ。(『プエブコ』は面白いプロダクトを発表していて、先の鳥シリーズもとても素敵!) ひと目で気に入り、今回ご紹介しました。暗いニュース、重い話題の多い新聞だからこそ、ちょっと目先の変わるような商品を紹介したいなあといつも思います。Visit  to great shrine  今年も初詣に、奈良の三輪神社に行ってきました。毎年のことながら、おおらかで清々しい場所に足を踏む入れるだけで、一年でたまった埃っぽい気持ちがすべて吹き飛んでしまうようでした。
狭井神社の薬井戸でご神水をごくりと飲み、三島由紀夫の碑を横目に歩きながら、最後は恒例のにゅうめんで体を温め帰ってきました。  

Homestyle vol.3 主婦と生活社さんのムック『HomeStyle』のvol.3が発売になりました。vol.1は「収納」、vol2.は「家具」、そして今回のvol.3は「キッチン」がテーマです。前回2回と同じく、後半のほうで5ページ描かせて頂いています。 キッチンは、限られた小部屋に、たくさんのものを収納しなきゃならず、さらに毎日毎日、しっかりと作業する場所です。困るのも当然。今回のページでは、最初に、どんな状態か、自分が何に困っているか?を診断、「とにかくごちゃつく」「料理がしづらい」「暗くて狭い」の3つをキーワードにアイデアを紹介しています。 「狭い」「ごちゃごちゃ」「どうせ無理」…あきらめてしまうと、キッチンに立つ足取りも重く、調理だって楽しくなくなります。少しでも自分の気に入るキッチンに近づけよう。キッチンを見直そうかな?と、 きっかけに読んでみてもらえると嬉しいです。

‘09 ESSE Interior&Storage competition 先月11月の近況をお届け+12月7日発売の「ESSE1月号」収納&インテリア大賞のご紹介も合わせてどうぞ。「今、ファミリーの皆さんは、どんなインテリアに興味があるんだろ?」、同世代としての関心、プロとしての探求心、いろいろな気持ちで、とても楽しみにしていた、「ESSE    収納&インテリア大賞」審査員のお仕事。12月7日発売の1月号で、その結果が発表となりました。 審査は、応募作品に添えられた写真やファイルを見ながら進められました。私なんかは、その写真を見ているだけで、「住む人が『すきだ!』って思う家がこんなにあるんだなぁ」と、しみじみ幸せな気分に。それくらい皆さんの写真からは家への愛情がにじみ出ていました。大切なお家をたくさん見せて頂いて、本当に感謝しています。 今回、応募作品に触れ、いちばん驚いたのは、「DIY」。皆さん、ベランダを作り替え、カウンターを作り、腰高壁を立てて…高度なレベルも日常的に実践されていて、「気に入るものがなければ自分で何とかしよう」、そういう意識が強いことを、肌で感じました。「自分でつくる」は、自著のテーマでもあり、こういった気運の高まりは、非常に嬉しいことです。今回は、残念ながらグランプリの該当はありませんでしたが、準グランプリは本誌のイメージに合う、親しみやすいお家が選ばれました。一度チェックを!  今回は「川上ユキ賞」なる賞も。私個人の視点で選んでよいということだったので、常々、インテリアで大切だなと思う、「バランス感覚」に優れた方を選ばせて頂きました。狭い部屋に合わせて奥行きの薄い棚を選んだり、高さに強弱をつけて、家具や飾りものを配置したり。インテリアの基礎体力ともいうべき「バランス感覚」に、うまさが光っていました! Message to young girls 雑誌のお仕事はのいいところは、スタイルや年代、住環境…家にまつわる、あらゆる「枠」を越えて、ボーダーレスに登場できるところだと思ってます。今回描かせて頂いた「soup.」も、とても若い女の子が読む雑誌。インテリアビギナーの女子にこそインテリアの楽しさを知って頑張ってもらいたい、ぐっと気持ちを伝えました     THE OUTLINE 21_21 DESIGN SIGHT にて開催中の、プロダクトデザイナー深沢直人さんの展覧会へ。深沢さんのデザインは、やはり両手に収まるサイズのものが秀逸だなと思います。単純化を極めたディティールは、家具のような大きいものでは間延びしますが、小さいとより蜜に集約され、美しさが際立ちます。足を運ばれる方は、ぜひ大テーブルに並ぶ携帯や文房具に注目を。

‘best of MUJI’ 「無印で、これがいちばん素晴らしい」・・私がかねてより心酔していた商品、「ゴマミル¥1200」を遂に紹介する機会がやってきました。『ESSE11月号』での特集、「ベストオブ無印良品」。各人が「ベストオブな無印良品」を選ぶという企画で、腕をふるい意気揚々と「ゴマミル」を紹介しています。 無印の良さは、適正な価格と、モジュール、そして、ランドリー用品みたいな、あまり冴えない日用品にもきちんとデザインの焦点をあてていること、だと思います。この「ごますり器」もしかり。妥協のないフォルムに、スマートな使い勝手。使う度に心弾ませ、やっぱりデザインとはこうあるべきだ・・と思うのでした。HOME&DECO  最近、知ったこと。インドには「奇跡の木」と呼ばれる「ニーム」という薬木があるそうです。人体には無害なのに害虫だけが忌避するという奇跡っぷり。「ラロムプリュ」は、そのニーム等で作られたアロマオイルで、通常と同じように使うだけで、インフルエンザや雑菌の抑制ができる機能性アロマです。「インフルエンザに、何とか抗いたい」、そんな切なる思いを込め、今月の産経新聞『HOME&DECO』でご紹介しました。KRASO 何年か、お仕事させて頂いているフェリシモさんの通販カタログ『KRASO』。現在09AW号が発売中です。今号も収納のページを担当しています。フェリシモさんをはじめ、あちこちで「収納」についてお仕事するたび、多くの人の悩みに触れ、日本では収納問題の根が深いことを痛感します。問題解決には何をしなきゃいけないんだろう? そんなことを深慮するこの頃です。THE LIFE OF ISLAND 連休は淡路島の先にある「沼島」へ。沼島は『日本書紀』でイザナギとイザナミが最初につくった、という伝説の残る島。彼のおばあさんの別家があり、お母さんと三人で滞在しました。釣れたばかりの新鮮な魚を食べ、頂いたイカで塩辛をつくり、庭仕事をし、銀杏を拾い、夕方には私も釣りをし(太刀魚を釣る!)、海と夕日を見て過ごす毎日。大事なことをじっくり胸に刻んだ数日間でした。 

HELLO, ASIA!  『独り暮らしをつくる100』の韓国版、『もっとカエテミル』の中国語版、が発売になりました。『ふたりのすづくり』台湾版に続き3冊めの翻訳になります。 アジアでの海外翻訳は夢の一つだったので、とにかく嬉しい! アジアの都市は日本と同じように、居住スペースが限られ、それでいて古来の住文化から急激に変化した国ばかりです。きっと同じようにインテリアに悩んでる人が多いんじゃないかな?、いつか翻訳本が出たら、役に立てるかも、と思っていたのです。 先日、韓国の読者の方がWEBに書き込んでいた「感想」も翻訳して読みました。皆さん、実に理論的に主旨を把握して下さっていて、その熱心さに胸打たれました。現在、他の本の翻訳のお話も進行中、これからも楽しみです。  MORE,MORE  2号続けて  10月号、11月号、『MORE』(集英社)2ヶ月連続で、原稿&イラストを書かせて頂きました。10月号は「1分・3分.10分でできる片づけ知らずの部屋」、11月号では「失敗ナシ!の魅せ部屋づくり」ということで、片づけやインテリ作りのお話をしています(ともに全5頁・白黒)。 どちらも、とにかく忙しい女子が「これなら実践できそう」と一歩が踏み出せるよう、特に10月号は企画から考えました。掲載後は「モア見ました」「やってみた!」という声もたくさん頂いて、「うりぁぁまた頑張るぞ」と気合いが入りました。11月号は現在、本屋さんに並んでいるので、表紙の菅野美穂さんを見かけたら、チェックしてみてください!  CITTERIO こちらは私的なお話。9月14日、大阪で開催の「リビング&デザイン展」で「アントニオ・チッテリオ」特別講演へ行きました。チッテリオ氏は、学生の頃から尊敬するデザイナーの一人。スターのように目立つことを嫌い、講演中も 「私はよい仕立屋のようでありたい」と言っていました。それなのに誰よりも美しいデザインを、魔法のように生み出す同氏。デザイナーの本来あるべき姿、「良心」のようなものを持つ好きなデザイナーです(以下リンクです)。 CHANGE if you need 夏に発売されたムック,『Home&Style vol.2』(主婦と生活社)でも、模様替えのヒントをイラスト&文章でお伝えしています(全5頁2色)。 こちらは、主婦の方も多く読まれる本なので、「手持ちのものを、どう変えるといいのか?」を基本に、親しみやすい体裁ながら、「うまくいく仕組みがわかる」ことを心がけレクチャーしています。「スペース」「動線」「テイスト」、それぞれの切り口ごとに、解決や実際に手を動かすアイデアをお伝えしています。